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脳腫瘍各論.(3)神経鞘腫

神経鞘腫neurinoma,schwannoma
全脳腫瘍の約1割を占め、成人(30~60歳)に好発する。およそ90%は聴神経(第Ⅷ脳神経)に発生、次いで三叉神経(第Ⅴ脳神経)に多く発生する(神経鞘腫と聴神経鞘腫はほぼ同義)。
聴神経鞘腫は内耳孔付近に好発し、前庭神経Schwann鞘に発生し、早期から内耳道の漏斗状拡大がみられる。発生母地は前庭神経でも、症状は前庭神経症状は少なく(健側の代償機能のため)、初発症状は蝸牛神経症状(聴力障害)が主である。


<聴神経鞘腫の発育様式と症状>
解剖学的な位置関係を把握する事が理解を助ける。進行に伴い症状が拡大する。病変部の拡大により、近辺脳神経障害、第四脳室の閉塞あるいはテント切痕部での髄液通過障害による水頭症を来たす



  1. 蝸牛神経障害(第1期);難聴、耳鳴、耳閉感

  2. 顔面神経障害/三叉神経障害(第2期)

  3. 小脳症状(第2期);患側の手足の運動失調、歩行障害等

  4. 下位脳神経(第Ⅸ,Ⅹ脳神経)障害(第3期);言語障害、嚥下障害等

  5. 頭蓋内圧亢進症状(第4期)


<診断>
XP断層撮影:内耳孔の拡大(8mm以上/健側差2mm以上)
CT:単純CTで低吸収、増強CTで不規則の増強効果
MRI:T1強調画像で低信号、増強効果著明

 <小脳橋角部腫瘍の鑑別>約80%が本症であるが他に髄膜腫(約10%)、類上皮腫など。


<治療>
開頭腫瘍摘出術、γ‐ナイフ. 高齢者などに対しては、γ‐ナイフが積極的に適応される。


聴神経腫瘍


内耳孔周辺での脳神経の位置
fg220_2.gif



γナイフによる聴神経除去例:10年以上経過しても90%以上の症例で腫瘍制御が可能。
左から、ガンマナイフ時、5年後、10年後


γナイフによる聴神経腫瘍除去


(Neroinfo Jpan,http://square.umin.ac.jp/neuroinf/cure/002.html)

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