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前立腺癌

1.risk factor
年齢、人種、遺伝、その他:性生活習慣、食事(脂肪・タンパク質の取り過ぎ)


2.前立腺の領域と発生率の違い
前立腺は、辺縁領域、移行領域、中心領域、前部線維筋性間質の4領域に分けられる。
前立腺肥大症(結節性肥大)では移行領域で高頻度に発生し、前立腺癌の発生率が大きいのも末梢領域(=辺縁領域)(70%)。


3.症状と診断
 PSAの上昇:前立腺に何らかの作用があるとPSAが上昇する。
注)PSAは組織特異抗原であり、癌特異抗原ではない。
癌患者血清中に高濃度に検出される。
free/total PSA比は前立腺肥大症よりも前立腺癌で小さい。
complex PSAは前立腺肥大症よりも前立腺癌で大きい
具体的には、直腸診、経尿道的操作、前立腺針生検、前立腺肥大、前立腺炎、(尿閉)。
確定診断:針生検


4.治療
     内分泌療法
     手術→限局性
手術により10年以上の生存が期待できる症例が対象。
術後合併症:尿失禁、勃起障害、吻合部狭窄による尿流量低下。
     放射線治療
 小線源療法:放射性同位元素をカプセルに封入し、前立腺内に刺入。
<臨床病期分類と治療>
 1.   病期A-偶発癌:経過観察
スクリーニングなどで偶発的に発見されたもの。病期A1は経過観察、病期A2は病期Bと同じ治療法が原則的。
2.   病期B-限局癌:
原則的に根治的前立腺癌摘出術あるいは放射線療法の適応。
3.   病期C-限局浸潤癌:
前立腺周囲に留まっているが、前立腺被膜を超えているか、精巣に浸潤が認められるもの。
限局療法単独では不十分。手術療法あるいは放射線療法の前後に内分泌療法を行うことが合理的である。
4.   病期D-転移性癌:内分泌療法
全身性疾患であり、内分泌療法が基本。他科との兼ね合い。QOLの向上を図る。
再燃癌:化学療法
治療経過において抵抗性を獲得し、病変の進行がみられるもの。


<TNM分類>…pointのみ
T…原発腫瘍を認める。(TX…評価不能)
T1…顕微的病変
T2…前立腺に限局
T3…前立腺被膜を超える。
T4…精巣以外の隣接臓器に固定・浸潤する腫瘍
N…所属リンパ節転移
M…遠隔転移


<内分泌療法-作用機序->
1.ステロイド性抗アルドステロン剤:アルドステロン受容体に対する拮抗作用がある。間脳・下垂体に対するネガティブフィードバック作用を有し、LH分泌が抑制される。そのため精巣由来テストステロン分泌は抑制され、性欲・勃起機能は障害される。first choice
2.非ステロイド性抗アルドステロン剤:間脳・下垂体に対するネガティブフィードバックは無く、血清テストステロン値は正常。性欲・勃起機能は保たれる。
副作用:肝機能障害
3.LH-RHアナログ剤:LH-RHの高活性アゴニストであり、連日投与によりLH、FSHの分泌抑制が高度に生じる。性欲・勃起機能は障害される。
flare up現象;初期に血中テストステロン濃度が上がり、原発巣・転移巣が一時的に大きくなり、骨痛の増加、神経圧迫などが生じる。
4.エストロゲン:間脳・下垂体に作用し、精巣機能低下。精巣に作用し、テストステロン合成阻害。性欲・勃起機能は障害される。
副作用:心血管系の合併症
5.maximal androgen blockage (MAB):LH‐RHアナログ療法前に抗アンドロゲン療法を行う。


 
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まとめ

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